学校の英語教育について感じる「個人的な」問題点

ことば

学校の英語の教え方に対しての反感

僕は今まで高校をメインに
英語を教えてきました。

その他には塾でも中学生に教えていたこともあったのですが

その時に学校の英語教育について

どうしてそういう意味だって教えたの?
どうして最初からそうやって教えてくれなかったの?
「そうは言わない」と教えられたけど、普通にネイティブ使ってたよ?

など、「学校の嘘つき!」と思ったことがいくつもあるので
今回はそれを列挙していきます。

注:一番最初の段階では、これでしょうがなかったのかもしれません。
しかし、高校を卒業するまでに教えてほしかったなという思うものばかり、ということです。

be動詞は「~です」「~だ」という意味…だと?

これ、ものすごい悪だと思います。

英語にはそんな意味はなく
日本語に直した時に当てはまる言葉が無いから
そういう訳語を当てているだけに過ぎないのですから。

日本人には超ありふれたこちらの例文をどうぞ。

This is a pen. これはペンです。

のりにぃ
のりにぃ

こんな英文、日常生活じゃ一生口にしないだろうけどね…

確かにこの文では「~です」という意味に見えますよね。

では

Ken is in his room.

こちらの文ではどうなるでしょう?

「~です」「~だ」と教えられた人は
途端に「え?何で?」と思うことでしょう。

特に日本語の訳が当てはまるわけではないのです。
だって、外国語なんですからね。イコールになるわけがない。

正しくは

〇 be動詞は「存在していること」を表す単語

なので

訳は「ケンは自分の部屋にいる」となります。

なので、先ほどの This is a pen. も無理やり意味を表すと

これ 存在している ペン

という無機質な感じになりますね。

これだと不自然な日本語になるので
「~です」「~ます」と教えていたのでしょう。

疑問文は主語と助動詞(be動詞)を入れ替えなければダメ…だと?

これ、学校や塾の先生でも説明できない人が結構いると思います。
いや、それ以前に説明する必要性を感じていないとすら思います。

みんな、入れ替えなければダメって思ってますよね。
だって、そうしないとテストでバツになるし、そういう例文ばかり見て来たから。

でも、たま~に実際の文とか英会話で

You did it?

なんて出てきて「ん?」って思って

「どうしてこれは Did you do it? じゃないんですか?
ネイティブも間違えることがあるんでしょうか?」

と質問すると

「例外だね、こんなこともあるのさ」

みたいに流されて終わり。

この「モヤっと」感が溜まっていくと
だんだん先生を信頼できなくなり、学ぶことが嫌になってきます。

ひどい先生になると
「そういう疑問を持つことこそが上達の妨げになる。ただ覚えればいいだけなんだよ」
と言います。

ただ、機械のように詰め込める人ならいい。
でも、僕はそういう覚え方ができなかったのです。

僕には、明確な答えがあります。
しっかりと言語学を学んでいる人ならわかるはずなんです。

この理解ができると、高校英文法でもいろいろ応用が利きます。

正しくは

〇語尾を上げるだけで疑問になる + 倒置をすると「いつもと違う気持ちを表す」

なんです。

英語は単語を並べる順番に神経質な言語

「文型」というものがあるだけあって
英語は単語の順番を入れ替えるということは 一大事 なんです。

いつものルールを崩して話した言葉は
いつもの気持ちで話していないことになります。

心が ぐっ! と動くのです。

それは

好奇心、いらだち、感動、呆れ、驚き

など、いろんな気持ちがあります。

その中の一つである
「好奇心」が発揮されたときに疑問の倒置が起こります。

You did? 「お前がやったのか?」

この言いかただと、好奇心がありません。
ただ、知り合いに対して「おい」って言ってる感じ。
ぶっきらぼうに投げつけてる疑問ですね。

Did you do it?

この言いかただと「あなたがしたの?(ねえ、教えて教えて?)」
という、好奇心を相手に向けている疑問になります。倒置は感情が動くのです。

教科書は崩した言葉は載せないので
「教科書的には」、好奇心がこもった疑問文しか載せないのでしょうね。

じゃあ、wh疑問文はどうなるんだよ?

…という突っ込みがあるかもしれませんが
単発の疑問だと、倒置されていないwh疑問文は
確かに僕も見たことがありません。

ただ、倒置されずに使われるwh語は
「間接疑問文」と「ここだけ分からない疑問文」に使われます。

それらの文章を理解するときに、大きな助けになることでしょう。

someは肯定文で使い、それを疑問や否定にするとanyになる…だと?

これもひどいです。中学生をだまさないでほしいです。

I have some books.「私は何冊か本を持っている」

疑問:Do you have any books?「あなたは本を何冊か持っていますか」
否定:I don’t have any books.「私は1冊も本を持っていません」

なるほどね、確かにanyになってるね。

でも、その後に

Would you like some water?

という文が出てきます。

「は?疑問文だけどsomeじゃん?anyにするんじゃないの?」
と質問すると

「相手にyesを期待しているときは疑問文でもsomeを使うことがある」
と返ってきます。

はぁ!?(;゚Д゚)

ここでも、また「例外」です。
「ことがある」じゃねぇよ!ちゃんと説明しろ!

確かに突き詰めていくと例外は付きものなんですけど
ここでは例外と言わなくても説明はできるはず。

正しくは

〇 some「いくらか~ある」、any「どれでも」

です。

someは「数はいくつかはっきりしないけど、ある」を表す形容詞です。

「ある」ことが前提なんです。

「何冊か本を持ってるよ」ということを自分が言うときに
「どんなものでもいいから持ってるよ」なんて言うのは変ですよね。

× I have any books. ← これはダメ

だって、自分の持ち物なんだから
「持ってて当然」だし「何を持ってるかも当然知ってる」から
「any:どれでも」 なんて単語は使うはずがない。

間違いなく持ってるんだけど、何冊かはハッキリとは分からない。
でも、2~3冊ではないよ。結構あるよ。

が、I have some books. です。
(2~3冊なら、few を使います)

それに対して疑問文の場合は

相手の持ち物なんだから、何冊持ってるか知ってるはずがない。
というか、だから聞くわけだもんね。

何冊でもいいし、どんな本でもいいんだけど
2~3冊じゃなくて、数冊の本持ってる?別に持ってなくてもいいよ。

が、Do you have any books? です。

否定文の場合は「ない」のが分かってるんだから、当然someは使わない。

notはその後に来る単語の意味を「逆にする」作用があるので

I don’t have any books.

「どれでも」のanyを逆にすると「どんなものも~ではない」になるので
not~anyは「1つも~ない」と訳されます。

つまり「私は本を1冊も持っていない」となります。

yesを期待するsome?

先ほどの「yesを期待する」というのも、someだからです。

Would you have some water?

という疑問文は

「あなたはいくらかの(あるはずの)水を持っていますか?」

となります。

つまり、どう考えても相手は水を持っていると思って聞いているのです。

状況としては

  • レストランでお客さんがお水をおかわりしたい
  • 砂漠で死にそうな人が、荷物をたくさん持っている人に出会った

などが考えられます。

疑問文のanyはあるのか?

この疑問文だとanyも使えますが、意味が変わります。

Would you like anything to drink?

これは「あなたは(どれだけかの)飲み物が欲しいですか?」となるので
逆にお店の人がお客さんに「断ってくれても構いませんが」という感じで聞いてますね。

肯定文はsome、疑問文・否定文はanyと教えられた中学・高校生はかわいそうです。
someとanyの単語の意味を最初からちゃんと教われば問題ないのにね。

のりにぃ
のりにぃ

そのかわいそうな学生に、僕ももちろん含まれます!

will = be going to~ / can = be able to~  / must = have to~…だと?

これは、暗記が苦手だった方は鬼門だったのではないでしょうか…?

それぞれ

未来「~する予定だ」、可能「~できる」、義務「~ねばならない」

と習ったのではないでしょうか?

一生懸命文法ドリルで「同じ意味になるように書き換えなさい」って
ひたすら練習させられたのではないでしょうか?

あとで正しい意味を知ってから

のりにぃ
のりにぃ

日本語にすると、同じ意味に「見えるだけ」ね!

と気付きました。

ガッツリ解説すると、いくら文字数があっても足りなくなりそうなので
1つだけ観点を書きます。

will、can、mustは 助動詞 です!
助動詞は「話し手の主観」を表す単語です。

以上です。

主観は「事実ではない」こと

主観とは
「自分は」そう思う、そう感じるということですからね。

will, can, mustはそれぞれ

will「きっとそうだと思うよ!誰が何と言おうと絶対そうだよ!」
can「やろうと思えばできちゃうんだよ!証拠はないよ!」
must「やばい…早くやらないと公開SMプレイの刑が待っている…!」

という、事実とは関係が無い「主観」が混ざっています。

be going to~ 、be able to~、have to~は、それぞれ

「goの進行形」「形容詞able(可能である)」「動詞have(所有している)」
にto不定詞をプラスしたものです。

ここに主観はありません。ただ「事実」を述べるのみです。

be going to~「進んでいることは事実です、そしてその先こうなります」
=前もって決まっている予定

be able to~「可能なことは事実として存在しています、そしてそれはこれが理由です」
=誰もが認める客観的な事実+その内容

have to~「所有しています、それはこういうことです」
=予定をただ、所有している事実を述べている

それぞれ比べてみると

It will rain tomorrow.「(誰が何と言おうと)明日は雨が降ると思ってるぜ!」
It is going to rain tomorrow.「このまま行くと、雨が降るだろうね(だって雷鳴ってるしね)」

He can speak English.「彼、英語ペラペラなんだよ!(私から見るとね!他の人は知らないよ!)」
He is able to speak English.「彼は間違いなく英語が話せます。(英検1級持ってるらしいからね)」

I must do my homework.「やばい…やばい…早く宿題やらないと…!(オカンに殺される…!)」
I have to do my homework.「あ~あ、宿題やんなきゃな~。(でもゲームやろっと)」

くらいの違いがあります。

これを

「~するつもりです」「~できる」「~しなければならない」

という単純な訳にして覚えさせておしまいなのは、どうかと思うのですよ。

must notとdon’t have to を同時に教えるのも止めてほし…

おっとキリがないので
この続きは、またいずれ書くことにしましょう…!

のりにぃ
のりにぃ

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