のりにぃシグネイチャーエフェクター【noriny drive】

分類無し
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noriny drive完成!

僕のためだけの特注エフェクター

前回の記事でもお話ししましたが…

なんと…

なんとなんと…

今回僕のシグネイチャー(特注)エフェクター
完成いたしました!

その名も

noriny drive

です!

どんなエフェクターなのか?を
じっくり解説して行きたいと思います!

2つのエフェクターがセットになっている!

まず、横長の長方形の形をしていて
上につまみが6つ、下にスイッチが2つあります。

これは

左側がディストーション

右側がオーバードライブ

になっているからなのです!

いきなりレビューしようかなと思ったのですが
このブログはギターに詳しくない方もいらっしゃると思うので
僕なりに歪みエフェクターの説明を書きたいと思います。

のりにぃ
のりにぃ

ギタリストの方は少々お付き合いください!

ロックギターの簡単な歴史

ここで音楽の歴史も絡めてお話ししますね。
エフェクターの話とは少し脱線しますがお付き合いください!

昔は、ギターは今でいう「アコースティックギター」しかなく
ボディそのものに空洞を作り、そこで音を反響させて大きくし演奏していました。

しかし、大きな場所で演奏するときなどに
ギター本体だけでは音量が足りなくなり
「もっと音を大きく出来ないだろうか?」という
ニーズが出てきました。

その際に、マイクで音を拾うこともできましたが
ギターの弦振動そのものを電気信号にしてスピーカーに送り
そこで音を増幅させれば良いと考えたのです。

それがエレキギターの始まりです!

ピックアップの誕生

その「弦振動を電気信号に変える」というパーツのことを
『ピックアップ』と呼びます。

音をピックアップ(拾い上げる)するからですね。

弦振動からの電気信号は微弱なものなので
ピックアップにその信号を増幅させる仕組みが必要でした。

そこで、6本の弦に対して6個の磁石をあてて
そこに動線をぐるぐると巻き付けて信号を増幅させたのです。

学生の時の理科の実験で「コイル」の実験をしませんでしたか?
多く巻けば巻くほど、流れる電流が強くなったはずですね。

それが初めてのエレキギターピックアップ
『シングルコイル』の誕生です!

シングルコイル

 

シングルコイルのノイズ問題

その内、シングルコイルを使っているギタリストから
新たな要望が出てきました。

それが『ノイズの処理』でした。

電気信号を増幅させることによって
どうしてもそれに付随してノイズが発生してしまうのです。

エレキはただでさえ音量が大きいので
ノイズも大きくなってしまい大変なのですね。

それなら、シングルコイルを2つ逆巻きにして並べることで
ノイズが消えるのではないか?

と考えた人がいたのです。

(ここは理科の知識が必要ですね)

そうしてできたのが
シングルコイルを2つ直列で並べた
『ハムバッカー』と呼ばれるものです。

最初はノイズを消すために作られたのですが
構造的にシングルコイルを2つ並べることになったので
出力も2倍に!

ということで

ノイズも少なくなり、結果的にパワーのあるピックアップ

が誕生することになったのです!

ハムバッカー

 

音を大きくすればするほど…

そして、人間は刺激を欲する生き物です。
それからもどんどん音を大きくして演奏するようになりました。

ある時、ギタリストが音を大きくし過ぎて
スピーカーから出てくる音が割れてしまいました。

一般的には、音が割れるのは良いことではないですよね。
そのままの音が出ていないわけですから。

しかし、当時のギタリストは

この音、なんかカッコ良くない?

と思い、その『大音量で割れた音』で演奏をするようになりました。

しかし、在宅事情も人それぞれなので
いつも大音量で弾けるわけではありません;

ということで、電気回路に詳しい人が

小さな音だとしても割れる音が出せるように

と開発されたのが「エフェクター」なのです。

ちなみにエフェクター(effector)とは
「効果を加えるもの」という意味なので
割れた音だけではなく、音が変化するもの全般を表します。

ちなみに、その割れた音のことを
ギタリストは「歪んでいる」と書き「ひずんでいる」と読みます。

一般的には「ゆがんでいる」と読むと思いますが
ここは押さえておきましょう!

ギタリストによって違うピックアップの好み

今では

多少のノイズが出たとしてもシングルコイルの音が欲しいんだ!
(シャキっとした音が欲しいポップスなど)

という人はシングルコイルを使っていますし

ノイズが少なくてパワーがある、太い音が欲しいんだ!
(歪ませてハードロック、ヘヴィメタル、歪ませないならジャズなど)

という人は間違いなくハムバッカーを使っています。

ピックアップは基本的には2つ以上載っていて
状況によってピックアップを切り替えて、音色を変えます。

(同じシングルでも、付いている場所によって音も変わります)

ギターによってはどちらのピックアップも載っていることもありますし

『シングルコイルのサイズなのに構造的にはハムバッカー』

というものもありますし
(ピックアップを交換する際に穴を広げる必要が無いので工賃が安く済む)

シングルコイルサイズハムバッカー

「シングルコイルの音がいいけどノイズだけが嫌だ」
という人のために、音圧・音量を押さえたシングルコイルもあったりします…!

ギタリストは、マニアックでわがままなのです(笑)

OverdriveとDistortionの違い

さて、上記の

音を大きくし過ぎて割れてしまった音

のことをオーバードライブと呼ぶようになりました。

しかし、またまた人間は刺激を求め…

もっと深く、過激に歪む音が出るような
アンプやエフェクターを開発して行きました。

オーバードライブは

スピーカーの綺麗な音が出せる許容範囲を超えて
自然に割れた音

なんですが、そこを人間が人工的に
音の波を切り取ってしまい、波形をギザギザにして
過激に歪んだ音を作り出しました。

その音のことをディストーションと呼んで
その後は両者を区別するようになりました。

しかしメーカーによっては
Overdriveと書かれていても深く歪んだり
Distortionと書かれていても浅く歪んだりというものもあります。

今となっては、どちらの単語も
「歪むエフェクター」なのは変わりません。
あくまでも目安に過ぎませんね。

また、Distortionは音の輪郭が残っていますが
元の音の形がはっきりしないくらい深く歪ませた音のことは
Fuzz(ファズ)と呼ばれます。

ニルヴァーナのカート・コバーンのような音と言えば
伝わる方もいるでしょうか?

そして、ここでやっと
noriny driveの話ができます!

のりにぃ
のりにぃ

長かった…!

noriny driveの特徴

2つの歪みを1台でカバー!

冒頭でお話ししたように
noriny driveはOverdriveとDistortionの
2つエフェクターが1つに入っています。

「なぜ?」と思われた方もいると思いますが
2つのエフェクターは個別にON/OFFができるので

ブルースやポップスでは
それほど深い歪みは必要ないのでOverdrive

ハードロックやヘヴィメタルでは
過激に歪んだ音が必要なのでDistortion

と使い分けることができます。

また、ギターサウンドにおいて
バッキング(伴奏)のときとソロのときは
音色と音量を変えたいと思うことが良くあります。

その際に、バッキングはDistiortionだけで演奏して
ソロの時だけ2つ同時に鳴らせば
音色も音量もバッキングの時とは変化させることができるので
ソロの音色を思うように変化させることも可能になります!

ちなみに、音を歪ませることそのものを目的とするのではなく
主の歪みの音質・音量を変化させるために使う歪みは
「Booster:ブースター」と呼ばれます。

オーバードライブをブースターとして使ったり
元々ブースター用に設計されたエフェクターもありますね。

ここでもう一度正面からの画像を見てみましょう。

つまみのそれぞれの使い方

歪みエフェクターには基本的に3つのつまみがあります。

ここもメーカーによって書き方が違うのですが

  • LEVEL(VOLUME):音量を調節する
  • DIST(GAIN):歪みの量を調節する
  • TONE:音色を変化させる

となります。

歪みを深くするということは
その分電気情報を多く流すことになるので
自然と音量も上がって行きます。

なので、歪みの量を決定した後に
上がり過ぎてしまった音量を自然にするために
LEVELで調節するという使い方が基本になります。

TONEは最後の味付けというか
曲に合わせるために加える調味料的なものですね。

しかし、このnoriny driveは
TONEがものすごく深く効くのです!

ゼロからマックスまでひねると
「別のエフェクターになったんじゃないか?」と思うほど
歪みの質が変化して行きます。

マックスまでひねると
明らかにファズの音になります。

ということは、このエフェクターは

  1. クリアなオーバードライブ
  2. 王道のディストーション
  3. ギターソロに最適な音(ディストーション+ブースター)
  4. ファズの音色までカバー!

という、1台で4倍おいしいものということですね!

僕のギター人生において
歪みはこれ1台で完結したと言えるほどの完成度です。

noriny driveはどんな音?

僕の印象では、オーバードライブは

とてもクリアでしっかり芯が残っている音

ディストーションは

深く歪みつつも音の輪郭がつぶれない音

2つ同時に鳴らすと

ギターソロにとって最適な音

という印象です!

こちらが現在の僕のエフェクターボードです!

僕のギターの腕はさておき
少し音を出してみたので、ご覧ください!

1.オーバードライブのみ(GAIN、TONEは真ん中)

2.オーバードライブのみ(GAIN、TONEは3時くらい)

3.ディストーションのみ(DIST、TONEは真ん中)

4.ディストーションのみ(DIST、TONEは3時くらい)

5.両方ミックス(全て3時くらい)

6.ボードのエフェクター全部鳴らし

いかがでしょうか?

最後の音は歪みの他にもDeley:ディレイ(やまびこ効果)と
Equalizer:イコライザー(音色を加工するもの)を使っていますが
歪みの質の違いは伝わったかなと思います。

とても良い音で気に入っています!

気になる作成者は?

そして、この特注エフェクターですが
作成してくださったのはRyu Fujikiさん!

とても機材に詳しい方で
僕の他にも様々な方々から依頼を受けて
エフェクターを制作されているそうです。

  • どんなものができるのか?
  • どんな音にしてほしいのか?

などなど、ご興味をお持ちの方は
ぜひ彼にコンタクトを取ってみてください!
(クリックすればそれぞれのリンクに飛びます!)

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個人ブログ(僕のエフェクターの紹介記事です!)

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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