メジャースケールとマイナースケールの成り立ち
前回の記事はこちら!
のりにぃ音楽理論 その2 半音・全音と音程、そしてメジャースケール
今回はメジャースケールとマイナースケールの成り立ちを比べてみます!
まずは、今までの鍵盤の図に書いてあった
アルファベットから説明しましょうか。
基準はラ(440Hz)の音
今まではメジャースケールで
「ドレミファソラシド」という音階を扱ってきましたよね。
僕たち日本人は、やはり「ド」という音を基準に考えがちですが
実は音楽の基準の音は「ラ」の音なのです。
真ん中のラの音をピッチで表すと
440Hz(ヘルツ)という周波数で表されます。
半分の220Hzにすると1オクターブ下
2倍の880Hzにすると1オクターブ上になりますが
基準のピッチは真ん中のラのHzを表します。
もちろん、時代や演奏環境によって442Hzなどにチューニングして
全体の音をちょっとだけ高くしたりすることもあります。
ちなみに432Hzの音は「ソルフェジオ周波数」というものの1つで、「癒しの周波数」と呼ばれているよ。その高さでラをチューニングしていつか演奏してみたいと思ってます。
ということで、ラの音からスタートする名前が付いています。
以下に表にまとめました!
音名一覧表
イタリア語 | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
日本語 | ハ | ニ | ホ | へ | ト | イ | ロ |
英語 | C | D | E | F | G | A | B |
ドイツ語 | ツェー | デー | エー | エフ | ゲー | アー | ハー |
ドレミの順番で書いてみましたが、太字にしてある「ラ」から見ると
イロハニホヘト ABCDEFG という順番通りになっていることが分かりますか?
これを知らないと
「どうしてドが最初なのにCなんだ!」って思う方もいらっしゃると思うので
ぜひ知っておいてほしい知識です。
そして、これらのアルファベット表記とドレミの音を
いずれ瞬時に結び付けられるようにしてくださいね!
Fはファ、Dはレ、Bはシ…などなど。
これは慣れなので焦る必要はないですが、意識しておきましょう!
また、ドイツ語表記はクラシックや吹奏楽をやる人以外は不要だと思いますが
一度目を通しておくと、今後そのような音楽に触れる時に役に立つと思います。
ドイツ語のハーは本来「H」の発音だけど、♭になるとBになって「ベー」と読むよ。トランペットは基本の音がBになっていることが多いので、オーケストラの演奏が始まる前は全員Bでチューニングをするよ。
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