半音の響きは魅惑的♪
前回の記事はこちら!
のりにぃ音楽理論 番外編 「付いて行けない」と感じたらどうするか?
今までは
メジャースケールとマイナースケールについて
理解を深めてきましたね。
今回は、さらに一歩進んで行きましょう!
ここでちょっと実験なのですが
Cメジャースケールを演奏しているとして
シ → ド
って流れをちょっと聞いてみてください。
なんか、ホッとしませんか?
僕は家に帰ってきたみたいな安心感を感じます。
ではCメジャースケールで
シ(B)の音をずーっと長く伸ばして
そこで曲が終わっちゃったらどう思いますか?
何だよ~!途中でやめるなよ~!
って思いませんか?
(急に曲が終わるような演出をするなら別ですけどね)
半音ズレているところから、元に戻ると落ち着く
これって、とっても大切な感覚なんです。
人間は半音の動きにとても敏感
このように、人って
基準の音から
半音上がっていたら下がりたくなる
半音下がっていたら上がりたくなる
という元に戻りたくなる性質があるようです。
この基準と言うのは、最初の例だとルートの「ド」です。
ドが基準のCメジャースケールなら
半音下のシ、または半音上のド#が弾かれていて
そこからドに戻ることで、とても落ち着く感じがします。
一般的には、低い音から上がって戻る方が多いですね。
なので、今回のCメジャースケールにおいてのB(シ)の音には
実は名前が付いていて、導音(どうおん)(Leading Note)と呼ばれています。
leadは「導く」、noteは「音符」と言う意味です
Cメジャースケールの場合は半音下にスケールの音のBがありますよね。
つまり、ルートの半音下の音が導音になるわけです。
曲の中でB(不安定な気持ち)→C(安定)というものを
行ったり来たりして、音楽になっているのです。
ちなみに、安定する音を「トニック」、不安定な音を「ドミナント」と言います。これはコードのところでまた出てくるので、ちょっとした予習です!
マイナースケールには導音はある?
では、メジャースケールを半音3つ分下げたところから始まる
Aマイナースケールには導音はあるのでしょうか?
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